京王電鉄は12日、相模原線において適用している加算運賃を引き下げると発表した。
相模原線の加算運賃は、同線の新線建設にかかるコストに充てるため、京王多摩川~橋本間を含む区間の乗車時に、基本運賃に加えて適用されるもの。この加算運賃などの収入による建設事業費の回収が進んだため、同社は引き下げに踏み切ることとした。同線の加算運賃は2018年3月にも引き下げられており、今回が2回目となる。
改定後の加算運賃は、普通運賃で最大40円、通勤定期券で最大1510円、通学定期券で最大650円が引き下げられる。これに伴い、橋本~京王稲田堤以遠の各駅間以外では、加算運賃が廃止となる。
加算運賃の引き下げ実施は、2019年10月の予定。同年10月1日には消費税率引き上げに伴う運賃改定を予定しており、相模原線の加算運賃引き下げは、この運賃改定ど同時に実施するとしている。