大阪高速鉄道は19日、大阪モノレール彩都線の未着工区間について、軌道運輸事業の廃止が許可されたと発表した。
彩都線は、万博記念公園駅から彩都西駅までを結ぶ路線。同線は、ニュータウンである国際文化公園都市(彩都)の西部に位置する彩都西駅から、彩都東部の東センター駅(仮称)を経由し、山手台車庫までの約2.2キロを延伸する計画となっていた。しかしながら、ニュータウン計画の変更などにより延伸区間の採算が見込めなくなったため、2017年1月に開催された大阪府戦略本部会議において、延伸計画の断念を決定。国土交通省に事業廃止を申請していた。大阪府では延伸区間の代替交通について、バスによる輸送手段を確保する計画としている。
なお同日、大阪高速鉄道は、門真市~瓜生堂(仮称)間の延伸計画について、軌道運輸事業の特許を取得したと発表した。現在の終点である門真市駅から南進する計画で、2029年の開業を目標とする。