日本信号は22日、ミャンマーの「ヤンゴン環状鉄道改修事業」と「ヤンゴン・マンダレー鉄道整備事業」のCP101工区において、信号システムの改修事業を受注したと発表した。
ヤンゴン環状鉄道は、ヤンゴン市内を走る総延長約46キロ、駅数38駅の路線。ヤンゴン・マンダレー鉄道は、ヤンゴンとマンダレーを結ぶ全長約620キロの路線。両線とも設備や車両の老朽化が進んでおり、列車運行速度の低下や遅延、脱線事故が頻発している。
2つの事業は、両線の輸送サービス機能向上を目的としたもので、日本国政府開発援助事業として進める。日本信号は両事業において、電子連動装置などの信号システムを納入する。
日本信号は、同社が培ってきた鉄道信号技術を活かし、ミャンマーの快適で安全な街づくりに貢献していくとしている。