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新京成が新型「80000形」を導入、14年ぶり新形式

2019年4月11日(木)15時57分

新京成80000形(イメージ)
新京成80000形(イメージ)

新京成電鉄は11日、新型車両「80000形」を導入すると発表した。

80000形は、2005年に導入したN800形以来、14年ぶりとなる新型車両。京成電鉄と共同開発した車両となっている。

車体外観のデザインは、質実さ、実用本位を基本としつつ、丸みを帯びた形状とする。カラーリングは同社標準の「ジェントルピンク」を採用するが、新たに車両上部にもラインを配置。高架区間走行時もコーポレートカラーを視認できるようにする。

車内では、背もたれが高いハイバック式の座席を採用する。車内案内表示器は17インチサイズ2画面を採用。一部の案内表示器横には防犯カメラを設置する。また、プラズマクラスターイオン発生装置の導入や空調制御ソフトの見直しにより、車内環境を改善する。

機器類については、SiC素子を採用したVVVFインバータ制御装置を搭載。N800形よりも消費電力を約19%削減する。行先表示器は大型化し、視認性の向上を図るほか、ナンバリング表示を追加する。放送装置については、曲線の多い同社線の条件を考慮し、騒音に追従して音量を調整できるものを搭載する。

80000形の営業運転開始は、2019年冬の予定。なお、共同開発した京成電鉄が導入する新型車両「3100形」は、2019年秋に営業運転を開始する。

2019年4月11日(木)15時57分更新
 

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