JR東海は18日、2020年春のダイヤ改正において、東海道新幹線を「のぞみ12本ダイヤ」とすると発表した。
東海道新幹線では現在、東京駅発時点を基準として、1時間あたり「のぞみ」が最大10本、「ひかり」が同2本、「こだま」が同3本運転されるダイヤとなっている。2020年春のダイヤ改正においては、のぞみを2本増発。ひかり・こだまの運転本数は据え置きつつ、のぞみを1時間あたり最大12本運転可能なダイヤとする。
増発が可能となる背景は、車種の統一によるもの。現在のダイヤでは、N700Aタイプを使用したのぞみの一部が最高時速285キロで運転しているが、旧型の700系が残存しているため、その他の列車では最高時速が270キロとなっている。2020年春のダイヤ改正においては、全車両をN700Aタイプへと統一。これにあわせて全列車を時速285キロ運転とすることで、のぞみの最大運転本数を2本増やす。
また、速度向上にあわせて、のぞみの所要時間も短縮する。現在は東京~新大阪間を2時間30分以内で結ぶのぞみが1時間あたり最大3本、2時間33分~37分で結ぶのぞみが同7本運転されている。ダイヤ改正後は、のぞみ号は全て2時間30分以内での運転となる。
JR東海は、ダイヤの詳細については改めて知らせるとしている。