JR東日本は8日、車内アテンダント業務や車内販売業務などを、新会社「JR東日本サービスクリエーション」に移管すると発表した。
昨今、旅客のニーズ多様化や駅構内店舗の充実など、車内サービスを取り巻く環境は大きく変化している。JR東日本は、今後も魅力的な移動空間を提供するために、新たな観点でのサービス創造が不可欠だとし、スピード感をもって課題に取り組むために新会社を設立した。
新会社では当初、新幹線のグランクラスや在来線普通列車グリーン車でのアテンダント業務、新幹線・在来線特急列車の車内販売業務、旅客への案内業務などを担う。また、「移動空間の価値向上」を目指し、利用者のニーズを活用したサービスの提供や、オンデマンド型車内販売サービスの実施、社外向けのマナー研修事業への進出も目指す。
新会社は、JR東日本の子会社である日本レストランエンタプライズが、4月1日に子会社として設立。7月1日に事業を開始する。JR東日本は新会社の事業開始により、車内サービスをトータルに提供する体制を実現するほか、移動空間の価値向上に向け、強力かつスピーディーに施策を推進するとしている。