JR東日本は20日、「羽田空港アクセス線(仮称)」の整備にともなう環境影響評価手続きに着手したと発表した。
羽田空港アクセス線は、羽田空港と都心・千葉方面を結ぶ構想の路線。羽田空港~東京貨物ターミナル間で約5キロの新線を建設するほか、既存路線のルートを一部流用・改良して運行する。新宿方面から東京臨海高速鉄道りんかい線を経由する「西山手ルート」、田町駅付近から東海道貨物線(大汐線)を経由する「東山手ルート」、新木場方面からりんかい線を経由する「臨海部ルート」の3ルートを整備する計画となっている。
今回環境影響評価手続きに着手したのは、東山手ルート。JR東日本は、同ルートに関する事業内容や環境影響評価項目、調査・予測などについて記載した環境影響評価調査計画書を東京都に提出した。調査計画書は、5月30日~6月10日の期間中、東京都庁や港区、品川区、大田区の各区役所などで縦覧できる。