JRグループと熊本県、熊本県観光連盟は24日、熊本デスティネーションキャンペーン(熊本DC)「五感、ひびく、観動旅 もっと、もーっと!くまもっと。」を開催すると発表した。
デスティネーションキャンペーンは、JRグループ旅客各社と自治体、観光事業者等が共同で開催する大型観光キャンペーン。熊本県での開催は8年ぶり、熊本県単独での開催は22年ぶりとなる。熊本県の各地で観光コースの設定や周遊バスの運行、イベント開催に取り組むほか、臨時列車の運行や、お得なきっぷの発売なども行われる。
臨時列車としては、JR西日本のジョイフルトレイン「サロンカーなにわ」を使用した「サロンカー明星号」を、8月23日から26日にかけて、大阪~熊本間で運転する。また、JR西日本の12系客車を使用した復活急行「阿蘇号」も、9月28日と29日、広島~熊本間で運転する。このほか、JR九州のD&S列車、「A列車で行こう」や「或る列車」、「SL人吉」の特別運行も実施する。なお、これらの列車はツアー商品としての設定となる。
お得なきっぷとしては、天草・三角、人吉、阿蘇の3エリアにて4種類の周遊きっぷを発売する。エリア内のJR線やバスなどが乗り放題で、特急列車の指定席も利用できる。なお、JR利用の旅行商品との同時購入が必要で、単独では発売しない。
このほか、運行開始10周年を迎えた「SL人吉号」の特別記念乗車証をセットにした、国宝 青井阿蘇神社特別参拝券、熊本DC開催記念乗車券の発売なども実施する。
熊本DCは、7月1日から9月30日にかけて開催。7月6日と7日には、熊本駅でオープニングイベントを、7月6日には新大阪駅新幹線ホームでオープニングセレモニーを、それぞれ開催する。