JR東日本仙台支社、同東北工事事務所は30日、仙石線松島海岸駅の駅舎リニューアル、ホーム増設などの整備工事を始めると発表した。
松島海岸駅の工事は、宮城県、松島町との「松島周辺の観光拠点整備推進に関する包括連携協定」に基づくもの。老朽化が進んだ木造駅舎を建て替え、バリアフリーに対応した駅舎を新築するほか、ホームの新設などを行う。新駅舎は、鉄骨造りの3階建てとし、駅舎正面には大型のガラス面を設置。外観は落ち着いた色調をベースにする。設備では、多機能トイレ、エレベーター、屋上スペースなどを配備。ホームは新設する分とあわせて2面とし、それぞれエレベーターでもアクセスできるようにする。既存のホームには、転落防止用固定柵も設ける。
今回の工事に伴い、仮駅舎への切り替えを2019年冬ごろに実施。2021年冬ごろには、新駅舎と新設ホームの使用を始める。工事全体の完了は、2022年春ごろの予定。