JR西日本米子支社と島根県観光振興課は24日、ラッピング列車「石見神楽列車」をリニューアルすると発表した。
石見神楽列車は、キハ126系2両編成1本に、山陰エリアの伝統芸能「石見神楽」をイメージしたラッピングを施したもの。山陰本線の米子~益田間を中心に運行している。
新たなラッピングデザインでは、石見神楽の演目「大蛇(おろち)」や「塵輪(じんりん)」などを、車体前面と側面に配置。石見神楽の華やかさも背景でイメージしている。また、演目「恵比須」に登場する事代主命(ことしろぬしのみこと)を内装に配している。
山陰エリアでは、5月に「神々や鬼たちが躍動する神話の世界~石見地域で伝承される神楽~」が日本遺産に認定されたほか、7月からは「山陰デスティネーションキャンペーンアフターキャンペーン」の開催も予定されている。JR西日本と島根県はこれにあわせ、石見神楽列車をリニューアル。石見神楽、石見エリアの魅力を発信するとしている。
リニューアル後の石見神楽列車の営業運転開始予定は、8月末。運転開始日や運転時刻については、あらためて発表するとしている。