JR東日本千葉支社と成田空港高速鉄道は25日、成田空港駅と空港第2ビル駅のJR線ホームに、ホーム柵を整備すると発表した。
両駅に設置するのは、ロープを用いた柵部分が昇降する昇降式ホーム可動柵。JR線ホームでは、同駅に発着する特急用車両と一般列車用車両でドア位置が異なる。通常のホームドアでは、全車両に対応するには最大開口部が長大となるため、昇降式の導入を決定した。なお、バー(棒)を用いた昇降式ホーム可動柵は八高線拝島駅で導入実績があるが、ロープを用いたものはJR東日本では初めての導入となる。
成田空港駅と空港第2ビル駅は、第3セクターである成田空港高速鉄道が駅施設を保有し、JR東日本が使用する駅。駅施設保有会社である成田空港高速鉄道は、旅行客を始めとする駅利用客の安全性向上を図るため、ホーム柵を整備するとした。
ホーム柵の供用開始予定は、2019年度末。設置にあたっては、国および成田市からの補助を受けるとしている。