JR東日本は5日、常磐線の全線再開にあわせ、東京都区内と仙台市内を結ぶ特急列車の直通運転を実施すると発表した。
常磐線は、2011年3月の東日本大震災の影響で、いわき~岩沼間の一部区間が長期不通区間となっていた。津波で設備が流失した区間などの付け替えなど復旧工事が進められた結果、2019年度末には残る富岡~浪江間が復旧し、常磐線全線が再開予定となっている。同社はこれにあわせ、東日本大震災前に運行されていた東京都区内~仙台市内間を直通する特急列車についても、運転を再開する。
特急列車は、現在特急「ひたち」「ときわ」で使用しているE657系を増備して運転する。JR東日本は、詳細な運転再開時期や時刻、料金等については、決まり次第発表するとしている。
なお、東日本大震災前の計画では、常磐線特急をいわき駅で系統分割し、いわき以南はE657系で、いわき~仙台間は「フレッシュひたち」にて使用していたE653系を転用して、それぞれ運転する予定となっていた。