広島電鉄は5日、「ICカード全電停乗換サービス(仮称)」を、10月1日に導入すると発表した。
ICカード全電停乗換サービスは、軌道線利用者の利便性向上を目的としたもの。PASPYなどICカードの利用者が対象で、均一運賃設定の軌道線(市内線)全停留所で実施する。停留場での降車後、60分以内に降車停留場から往復利用とならない電車に乗車する場合、再度の引き去りなしで利用できる。また、従来の乗換制度についても、指定停留場での乗換時間を30分から60分に延長する。なお、現金や普通乗車券での利用者は、従来通りの取り扱いとなる。
広島電鉄では、同日施行される消費税率引き上げにともない、運賃改定も実施。白島線を除く市内線各線の運賃を、大人普通運賃では現行の180円から190円などに変更する。なお、白島線や宮島線については、従来通りの運賃設定を継続する。