JR東日本と相模鉄道は16日、相鉄・JR直通線の運行計画の概要を発表した。
相鉄・JR直通線は、相鉄本線の西谷駅から羽沢横浜国大駅を経て、東海道貨物線に接続する路線。2019年11月30日の開業を予定する。
相鉄・JR直通線の運行区間は、相鉄本線の海老名からJR線の新宿までを基本に設定。朝通勤時間帯の一部列車は、大宮方面へ直通する。運転本数は1日あたり46往復。朝ピーク時間帯に1時間あたり4本、その他の時間帯は同2~3本運転する。列車種別は、2種類を設定。全区間で各駅に停車する種別のほか、相鉄線内は特急として運転する種別を設ける。車両については、相鉄は12000系、JR東日本は埼京線用E233系を使用する。
相鉄・JR直通線の開業により、二俣川~新宿間の所要時間は最速44分、海老名~武蔵小杉間は同36分などとなる。JR東日本と相模鉄道は、具体的な運行計画などについては決まり次第発表するとしている。
また、相模鉄道は同日、相鉄・JR直通線の開業にあわせて実施するダイヤ改正の概要について発表した。改正後のダイヤでは、特急と快速が西谷駅に停車。相鉄・JR直通線との接続を考慮する。いずみ野線には新種別「通勤特急」「通勤急行」を導入。従来は各停のみの運行だった平日朝ラッシュに両種別を設定し、横浜方面への速達性向上を図る。また、湘南台駅発の通勤特急と海老名駅発のJR線直通特急を二俣川駅で接続させ、都心方面への速達性・利便性向上も図る。