南海電気鉄道は7月31日、鋼索線の旅客運賃変更について、国土交通省近畿運輸局に認可申請した。
今回認可申請した運賃変更は、鋼索線(極楽橋~高野山間)が対象。同線の輸送人員が減少する中での収支改善を目的としている。改定後の運賃は、大人普通運賃が現行の390円から500円に、同通勤定期運賃が、1か月の場合は現行の7770円から9960円などに、それぞれ変更となる。実施運賃の平均改定率は、普通運賃で28.164%、普通運賃・定期運賃の合計で28.162%となる。
鋼索線の運賃改定は、2019年10月1日に実施する予定。南海では、2019年3月に鋼索線の車両を更新しており、当初はこれにあわせ運賃を改定する予定だった。しかしながら、消費税率改定が2019年10月に延期されたことを鑑み、運賃改定時期を変更したとしている。