JR北海道は11日、快速「エアポート」輸送力増強策の概要について発表した。
快速エアポートは、新千歳空港駅と札幌駅・小樽駅を結ぶ空港アクセス列車。近年は外国人旅行者の増加などにより、利用客が増加している。
同列車は現在、1時間あたり4本、計116本運転している。これを1時間あたり5本に増発し、総運転数も148本と、約3割増強する。また、札幌駅を6時前に発車する列車を新設し、早朝便の搭乗客に対応する。
増発する列車のうち、朝通勤時間帯と夜間帯の計4本については、速達タイプの「特別快速」として運転。空港アクセスと沿線利用の棲み分けを図るため、途中停車駅を新札幌駅と南千歳駅の2駅に絞る。
快速エアポートの増発時期は、2020年春の予定。JR北海道は、詳細が決まり次第改めて発表するとしている。