東武鉄道は27日、2020年3月に東武アーバンパークラインのダイヤ改正を実施するとし、同線全区間で運転する急行列車の詳細について発表した。
急行列車は、大宮、岩槻、春日部~運河間の各駅、流山おおたかの森、柏、高柳、新鎌ヶ谷、船橋の各駅に停車。朝・夕夜間ラッシュ時間帯には柏~船橋間で、日中時間帯には大宮~船橋間で、それぞれ1時間あたり2本を運転する。これにより、朝ラッシュ時間帯は柏~船橋間で9分、夕夜間ラッシュ時間帯は同11分、日中時間帯は運河~船橋間で15分、それぞれ所要時間を短縮する。
また、平日朝・夕時間帯、土休日朝・夕夜間時間帯の大宮~柏間においては、新たに「区間急行」を設定。大宮、岩槻、春日部~柏間の各駅に停車し、急行列車が通過する運河~柏間の運行頻度を確保する。
このほか、平日夜間には、柏駅発春日部方面の特急「アーバンパークライナー」を新設。着席通勤需要に応える。
ダイヤの改正は、2020年3月を予定。東武鉄道ではダイヤ改正と急行列車の全線運転開始により、速達性向上や地域間交流の促進に寄与するとしている。