JR東日本東京支社は15日、山手線全駅でホーム上の発車標の表示について、列車が駅に到着するまでの時間に変更すると発表した。
山手線を始めとするJR東日本各駅のホーム上発車標では、列車の発車時刻を表示することが基本となっている。同支社は山手線において、これを「約3分後」などのように表示を変更。列車が駅に到着するまでの時間を、よりわかりやすく案内するとしている。なお、早朝・深夜時間帯は、従来通り発車時刻を表示する。
同支社はあわせて、同支社管内一部駅へのLCD(液晶ディスプレイ)型発車標の導入についても発表した。従来のLED型からLCD型に置き換えることで、視認性の向上を目指す。また、ホーム上における英語案内放送も、導入駅を拡大する。
発車標の表示変更は、2020年春開業の高輪ゲートウェイ駅を含む、山手線全30駅にて実施。LCD型発車標は、山手線新宿駅や京浜東北線東京駅など、同支社管内の28駅で導入する。英語放送は、山手線全駅や京浜東北線大井町駅など、同支社管内の47駅を対象に拡充する。
発車標の表示変更は、11月から順次実施。今回発表の取り組みは、いずれも2020年7月までに行う。