高松琴平電気鉄道は1日、琴平線に設置する新駅の駅名を発表した。駅名は「伏石(ふせいし)」。
伏石駅は、琴平線の三条~太田間で整備中の駅。相対式2面2線の橋上駅で、4両編成に対応する設備を持つ。駅の設置箇所は国道11号バイパスや高松自動車道との交差部で、高速バスや路線バスとの連携を目指す。
伏石駅の整備構想は、公共交通の再構築を目的としたもの。伏石駅に加え、太田~仏生山間の香川県道147号線との交差部にも新駅を整備する予定となっている。鉄道と幹線道路を結節させ、バスなどと接続することで、交通網の再編を目指す。また、新駅設置にともなう所要時間増加に対応し、現在は単線の栗林公園~仏生山間を複線化する。
事業主体は、高松市総合都市交通計画推進協議会が両新駅を、高松琴平電鉄が複線化を担当する。開業時期については、伏石駅は2019年度、太田~仏生山間新駅は2022年度を予定。また、複線化事業のうち三条~太田間については、2020年秋の竣工を予定している。