長崎電気軌道は8日、同社など長崎地区の7社局が導入する交通系ICカード「nimoca」について、発行するカードの愛称とデザインを発表した。愛称は「nagasaki nimoca」。
nagasaki nimocaは、現在長崎電気軌道などが導入している交通系ICカード「長崎スマートカード」のシステム老朽化にともない導入するもの。西日本鉄道が発行する「nimoca」と同様に、全国10種類の交通系ICカードエリアでの利用や、電子マネーとしての利用ができる。
愛称は、長崎県民が親しみと愛着を持てるものとした。券面には、nimocaのイメージキャラクター「フェレット」のほか、グラバー邸や佐世保バーガーなど、長崎県の名所名物を地紋にデザインしている。
カードの導入を予定しているのは、長崎電気軌道、松浦鉄道、西肥自動車、長崎県交通局、長崎県央バス、させぼバス、九州急行バスの7社局。導入時期は2020年春を予定している。
なお、現在長崎スマートカードを導入している9社局のうち、長崎自動車、さいかい交通の2社は、nagasaki nimocaの導入を見送り、9月16日に独自カード「エヌタスTカード」を導入している。また、島原鉄道もnagasaki nimocaは導入しない。