京福電気鉄道は8日、嵐電北野線の北野白梅町駅をリニューアルすると発表した。
北野白梅町駅のリニューアルは、嵐山線(嵐電)の交通ネットワーク強化の一環として取り組むもの。約2億5000万円をかけ、ホームの改造と発着番線の一本化、駅施設の更新、駅前広場の整備などを行う。
ホームの工事では、現行で2つある番線のうち、2番線側の線路での発着に変更。1番線部分はバス専用のスペースに改造し、駅とバス停留所を一体化させる。同停留所には、京都市交通局のバス(102号系統)が乗り入れるようにし、金閣寺方面へのアクセス利便性を高める。あわせて、ホームを西側に約30メートル延ばす。駅施設では、現行の駅舎を解体したうえで、スロープの設置などのバリアフリー化を実施。ホーム西側のトイレはリニューアルし、多機能トイレも新たに設ける。
ホーム、駅舎のリニューアル工事は、2019年11月に開始。2020年3月に竣工し、新駅舎、バス停留所の供用を始める。駅前広場は4月以降に整備を始め、インフォメーションコーナーの開設を含め、2020年度中の完成をめざす。