JR東日本は12日、気仙沼線と大船渡線の一部区間について、国土交通大臣に対し鉄道事業廃止を届け出たと発表した。
気仙沼線と大船渡線は、2011年の東日本大震災により被災。気仙沼線の柳津~気仙沼間と大船渡線の気仙沼~盛間が、鉄道路線としては不通の状態が続いている。JR東日本では同区間の鉄道用地をバス専用道に転用し、BRT(バス高速輸送システム)による輸送サービスを提供している。
届出上の事業廃止日は、2020年11月13日。なお、JR東日本は、BRTの運行は道路運送法に基づいているとし、鉄道事業廃止による運行・サービス水準の変更は無いとしている。