JR西日本は11日、大阪駅西側エリアの開発計画を発表した。新改札口を整備するほか、高架下や新駅ビルを開発する。
新たな改札口は、大阪駅ホームの西端に設置。駅混雑の緩和や駅西側エリアへのアクセス性向上、新たなバリアフリールートの整備を目指す。改札口新設にあわせ、大阪環状線ホームは西側へと延伸。ホーム上の設備を高架下に移転・集約し、利用者用のスペースを拡大する。
新改札口に面する高架下エリアでは、新たに商業ゾーンを展開。バスターミナルも新設し、交通結節機能のさらなる強化を図る。
また、新改札口の北側隣接エリアには、新たに駅ビルを建設。地上23階・地下1階建てで、オフィス・商業エリアなどを配置する。また、現在イベント広場「西梅田スクエア」となっている新改札口の南側隣接エリアでは、日本郵便やJTBなどと共同で、地上39階・地下3階建ての大型複合開発ビルを建設する。
今回発表された各計画については、新改札口は2024年夏に、駅北側の駅ビルは2024年秋に、それぞれ開業を予定。高架下施設については、2027年春にかけて、順次開業する。なお、新改札口の設置予定地に立地する商業施設「梅三小路」「アルビアウトドア」については、今後閉館する。