JR東海は11日、新幹線700系の東海道新幹線引退イベントを発表した。東海道新幹線での営業ラストランは、2020年3月8日となる。
ラストラン列車は、臨時「のぞみ」315号を「『ありがとう東海道新幹線700系』のぞみ号」として、東京~新大阪間で運転。座席は全車指定席となる。東京駅では出発式を、新大阪駅では引退式を、それぞれ開催する。
ラストラン列車の車内では、記念品としてメダルや乗車カードを配布する。メダルは、700系C60編成の車体を再生したアルミを用いたもので、最終走行を記念した特別デザインとする。
ラストランに先立ち、2月12日からは、引退を記念した車体装飾を実施する。JR東海が保有する2編成を対象に、先頭車にヘッドマーク、編成中5両にサイドステッカーを掲出する。装飾掲出車両は、12日から28日までの期間中、計15本程度運転。充当列車は同社の「ありがとう東海道新幹線700系」特設サイトにて告知する。また、29日と3月1日には団体臨時列車として、8日にはラストラン列車として、それぞれ運転する。
700系は、1999年にデビューした新幹線車両。約21年の間、「のぞみ」を始めとする東海道・山陽新幹線の各列車で活躍を続けてきた、なお、JR西日本が「ひかりレールスター」用に導入した700系E編成は、3月以降も活躍を続ける。