JR九州は12日、長崎駅新駅ビルなどの開発計画について、概要を発表した。
新駅ビルは、在来線ホームの高架化・移転や、九州新幹線西九州ルートの開業などと連動し、駅周辺のまちづくりの拠点として開発するもの。「新幹線開業を契機につくる国際観光都市長崎の陸の玄関口」をビジョンに掲げ建設する。
開発計画では、現在の長崎駅舎や留置線がある位置に、地上13階建ての駅ビルを建設。商業施設やオフィスフロア、ホテルなどが入居する。また、新幹線と在来線の高架下にも、商業施設を建設する。その他、現在は線路が敷設されている位置には、駅前広場などを整備する。なお、既存の駅ビル「アミュプラザ」は存置し、新駅ビルとの連絡通路を設置する。
新駅ビルは、2020年春の長崎駅高架後、既存鉄道施設の撤去の後に着工する。商業施設など一部フロアは2023年春に開業し、ホテルを含めたグランドオープンは2025年度となる予定。高架下の商業施設は、新幹線開業と同時の2022年度開業を予定する。