JR東日本は13日、2020年春のダイヤ改正において、東京駅を発着する中央線各駅停車を廃止すると発表した。
東京駅を発着する中央線は、御茶ノ水~中野(土休日は吉祥寺)間で快速運転を行うのが基本だが、早朝・深夜帯においては全区間で各駅に停車する列車を運転している。同社は今回のダイヤ改正において、この東京駅発着の各駅停車を廃止。全時間帯において快速運転を行う。
東京駅発着の各駅停車の廃止は、中央線快速へのグリーン車導入に向けた準備の一環。現在の中央線快速と中央・総武線各駅停車はともに10両編成で運転しているが、中央線ではグリーン車を連結し、12両編成とする予定となっている。中央線快速の各停車駅ではホーム延伸工事が進められているが、各駅停車ホームについては工事を実施せず、グリーン車を連結した車両も入線しないこととなる。
東京駅発着の各駅停車廃止にあわせ、中央・総武線各駅停車では、早朝・深夜帯の運転区間を変更。これまで御茶ノ水駅発着となっていた同時間帯についても、中野・三鷹方面への直通運転を行う。