JR九州は、新たに導入するD&S列車「36ぷらす3」の車内レイアウトを発表した。
36ぷらす3は、787系を改造するD&S列車。787系の面影を残しつつ、「九州のすべてが、ぎゅーっと詰まった"走る九州"といえる列車」をコンセプトに改造する。編成は、1~3号車がグリーン個室、4号車がマルチカー、5・6号車が座席タイプのグリーン席。3号車には、ビュッフェも設置する。
グリーン個室は、1号車が定員4人、2号車が定員6人、3号車が定員6人と、3パターンを用意する。1号車では、既存の個室1室に加え、3室を新設。新設する個室はパーテーションの高さを抑え、明るく開放的な空間とする。
3号車のビュッフェでは、九州特産の飲食品を提供。立席タイプのテーブルのほか、一部には座席を設置。「スーパーエッグライン」と呼ばれるドーム型の天井も、在来線特急「つばめ」時代同様、ビュッフェの内装として活かす。
4号車のマルチカーは、共用スペースとして提供。くつろぎスペースとしての利用のほか、カウンターでの商品・飲食品販売などのサービス提供も可能となっている。
36ぷらす3は、2020年秋に運行開始予定。木曜日から月曜日にかけて、九州7県をめぐる経路で運行する。