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近鉄特急が2月より全席禁煙へ、喫煙室のない旧型車は順次廃止

2019年12月24日(火)14時45分

2020年度末までに運用から外れる12200系
2020年度末までに運用から外れる12200系

近畿日本鉄道は24日、特急列車の座席について、2020年2月1日より全席禁煙とすると発表した。

今回の全席禁煙化は、特急車両への喫煙室設置工事の進捗と、2020年4月1日施行の改正健康増進法をふまえたもの。喫煙室を設置せず、客室内で喫煙可能な喫煙車を設定していた車両は、車内全ての空間で喫煙ができなくなる。

また、全席禁煙化にあわせ、喫煙室の利用可能区間も変更となる。従来は特急列車の全運行区間で喫煙室の利用が可能だったが、2月以降は大阪難波~大阪上本町間の地下線区間と、地下駅の近鉄奈良駅、近鉄名古屋駅、駅全体が屋根に覆われたターミナル駅である大阪上本町駅、京都駅、大阪阿部野橋駅では、喫煙室が利用不可となる。改正健康増進法では、喫煙が不可能となる「屋内」の定義を「外気の流入が妨げられる場所として、屋根があって、側壁が概ね半分以上覆われているものの内部に該当しない場所」としている。各駅・区間とも屋内の定義に合致するため、喫煙室の利用は不可能となる。

2月1日の全席禁煙化後も、喫煙室を設置している編成では、従来通り喫煙が可能。一方で、喫煙室を設置していない観光特急「青の交響曲」、および喫煙室の設置対象から外れた12200系のみで運転する特急列車については、車内での喫煙が不可能となる。なお、近畿日本鉄道は12200系について、2020年度末までに特急列車の運用から順次外すとしている。

2019年12月24日(火)14時45分更新

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