JR東日本とJR西日本は26日、しなの鉄道、えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道との乗継割引を廃止すると発表した。
各社の乗継割引は、2015年の北陸新幹線開業にともなう並行在来線の経営移管にあわせ、運賃が大幅に変動する区間の激変緩和措置として、5年間を限度に導入したもの。双方の初乗り運賃に近い短距離区間が対象で、JRと各私鉄の運賃から、それぞれ10円~80円の間で割り引いていた。
乗継割引の廃止日は、2020年4月1日。同日以降、JR区間の運賃は所定運賃での計算となる。なお、各私鉄が設定している乗継割引は継続となり、割引対象区間の利用時は、これまで通り各私鉄の運賃から10~80円を割り引く。