東急とJR北海道は14日、観光列車「THE ROYAL EXPRESS」の北海道内運行について、旅行プランを発表した。プラン名称は「THE ROYAL EXPRESS~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」とする。
THE ROYAL EXPRESSの運転期間は、2020年8月14日~9月18日。期間中、3泊4日で道内を周遊するプランを5回実施する。
行程は、1日目が札幌駅~池田駅~十勝川温泉第一ホテル豊洲亭、2日目が同ホテル~釧路駅~川湯温泉駅~知床斜里駅~北こぶし知床ホテル&リゾート、3日目が同ホテル~知床斜里駅~北見駅~遠軽駅~旭川駅~富良野リゾートオリカ、4日目が同ホテル~旭川駅~札幌駅。北見~遠軽間を除く各駅間で、THE ROYAL EXPRESSに乗車する。
車内では、北海道の食材を利用した昼食を提供。新たに制作したテーマ曲のヴァイオリンによる演奏も実施する。
旅行代金は、2人1室利用で1人68万円。2月17日より、THE ROYAL EXPRESSオフィシャルホームページにて一般販売する。募集人数は、各回30人。
THE ROYAL EXPRESSの道内運行は、北海道の観光振興と地域活性化を目的としたもの。JR北海道の路線において、東急が運行する観光列車を走らせる、共同プロジェクトとなる。THE ROYAL EXPRESSの運転に先立つ2019年には、JR東日本のトロッコ車両「びゅうコースター風っこ」を使用した観光列車が、宗谷本線にて運転されている。
【1月16日追記】
JR北海道は、THE ROYAL EXPRESS~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~の編成について、THE ROYAL EXPRESSの8両編成を5両編成に短縮し、東急電鉄所有の電源車を加えた6両を、JR北海道のディーゼル機関車2両でけん引する。なお、今企画の事業主体は東急が担い、JR北海道は施設提供と列車運行を担当する。