横浜市交通局は21日、横浜市営地下鉄ブルーラインのあざみ野~新百合ヶ丘間延伸について、概略のルートと駅位置を決定したと発表した。
ブルーラインの延伸計画は、現在の終点であるあざみ野駅から、小田急線新百合ヶ丘駅南口までを整備するもの。終点の新百合ヶ丘駅を含め、計4駅を新たに設ける。
決定したルートは、検討していた3案のうち、川崎市営のスポーツ施設「ヨネッティー王禅寺」付近を経由するもの。中間駅は、横浜市青葉区嶮山付近、同すすき野付近、川崎市麻生区のヨネッティー王禅寺付近に設置する。延伸距離は、約6.5キロとなる。
延伸区間の開業は、2030年が目標。同区間の整備により、新百合ヶ丘~あざみ野間は現行の約30分から約10分に、新百合ヶ丘~新横浜間は現行の約35分から約27分に、それぞれ短縮する。横浜市は、ブルーラインの延伸により、広域的な鉄道ネットワークの形成や、拠点間・新幹線アクセスの強化、沿線地域の活性化を図るとしている。