JR西日本は22日、「特殊信号発光機検知支援システム」を試験導入すると発表した。同様のシステムの試験導入は、今回が鉄道業界初となる。
同システムは、踏切障害事故の減少を目的に、JR西日本と日本信号が共同開発したもの。車両先頭部にカメラを設置し、踏切などの異常を知らせる「特殊信号発光機」の赤色発光を識別して検知。乗務員に音声で知らせる。このシステムの導入により、視認遅れによるブレーキタイミングの喪失といった事象を防ぐことができる。
試験は、1月下旬から8月ごろまで実施予定。山陽線、伯備線などを走行する113系1編成、115系2編成を対象に導入する。