阪神電気鉄道は23日、QRコードを用いた乗車券に関する実証実験を実施すると発表した。
実験では、紙媒体またはスマートフォンでQRコード形式の乗車券を発券。大阪梅田、野田、尼崎、西宮、神戸三宮の各駅で、IC専用改札機に直接かざして入出場できるようにする。乗車券の情報は、発券時にサーバーへ登録。入出場時に乗車券の有効性を判定する。
QRコード乗車券は、従来の磁気タイプの乗車券のように券への書き込みはできないが、用紙や改札機に関するコストの削減などのメリットがある。国内では、沖縄都市モノレール(ゆいレール)や、北九州高速鉄道(北九州モノレール)が本格導入。JR東日本や大阪メトロにおいても、実証実験の実施を発表している。
実験期間は、2020年3月から9月までの予定。同社関係者100人程度を対象に実施する。