JR東日本横浜支社は23日、6月に開業する「JR桜木町ビル」にて、110形蒸気機関車を展示すると発表した。
JR桜木町ビルは、桜木町駅の隣接地に開業する複合ビル。ホテルや商業施設、保育園が入居する。また、桜木町は日本初の鉄道駅が設置された地であることにちなみ、1階エントランスに「旧横濱鉄道歴史展示」を設置。110形や、鉄道創業時の中等客車再現車両などを展示する。
110形は、1872年の日本初の鉄道開業時に導入された蒸気機関車の1両。引退後も歴史的車両であることから保存され、1962年からは東京都青梅市の「青梅鉄道公園」にて展示されていた。
横浜支社はあわせて、桜木町駅の南端で、新たな改札口を供用すると発表した。IC専用改札口で、改札機計6機のほか、トイレなどを整備する。
JR桜木町ビルの開業と新改札口の供用開始は、ともに6月下旬を予定する。
横浜支社は同日、横浜駅直結の「JR横浜タワー」が、5月30日に開業することも発表した。商業施設やオフィスなどが入居する複合ビルで、地下1階には中央北コンコースと接続する改札口「シァル改札」を新たに設置する。