鉄道コム

東芝、ドイツ向けハイブリッド機関車を受注

2020年1月27日(月)15時32分

ハイブリッド機関車完成(イメージ)
ハイブリッド機関車完成(イメージ)

東芝インフラシステムズは23日、同社のドイツ現地法人が、ドイツ鉄道の鉄道貨物事業子会社であるDB Cargo AGより、ディーゼル電気ハイブリッド機関車50両の設計・製造・供給契約を受注したと発表した。

今回受注した車両は、ディーゼル発電機で発電した電力、およびバッテリーからの電力を使用する駆動システムを搭載したハイブリッド機関車。ヤード内の入換作業や工場構内での運搬のほか、本線での軽負荷運行が可能な性能を持つ。同社が開発したリチウムイオン二次電池「SCiB」と、永久磁石同期電動機(PMSM)の採用により、従来のディーゼルエンジンのみを搭載した機関車より30%以上の排出ガス低減を目指す。

東芝インフラシステムズでは、JR貨物のハイブリッド機関車「HD300形」を製造し、実績を上げている。また、JR西日本のクルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」用キハ87形のハイブリッド駆動システムや、東京メトロ1000系の非常走行用電源装置などにおいて、SCiBが採用されている。

受注したハイブリッド機関車は、DB Cargo AGのメンテナンス工場で製造。2021年から製造に向けた準備を開始するとしている。

2020年1月27日(月)15時32分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 越後線上所駅開業[2024年度末]
  • 常磐線各駅停車・南武線ワンマン運転導入[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

特急などの「座席反転率」

乗っていたら、いつの間にか座席の向きが逆に……。そんな特急・観光列車をご紹介します。

画像

出世した元一般型車両たち

特急・観光列車用に改造された、元一般型車両たち。大出世したさまざまな車両をご紹介します。

画像

「青胴車」2025年2月引退

阪神最後の「青胴車」5001形が、2025年2月にラストランと発表。12月以降はイベントを開催。

画像

ドクターイエロー2本並び

10月末に開催された、浜松工場のイベント。ドクターイエロー2本がならんだ模様などをご紹介。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

12月の鉄道イベント一覧

2024年も残りわずか。師走の鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。