東武鉄道と埼玉県は27日、春日部駅付近の連続立体交差事業について、費用や事業役割の分担を取り決める施工協定を、24日に締結したと発表した。
連続立体交差事業は、春日部駅の周辺で、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の約1.6キロ、野田線(東武アーバンパークライン)の約1.9キロを高架化するもの。事業が完了すると、開かずの踏切3箇所、ボトルネック踏切1箇所を含む、計10箇所の踏切が除却される。
あわせて、東武鉄道は春日部駅の駅設備を増強。現在の2面5線から、伊勢崎線、野田線が各2面4線となる、計4面8線とする。これにより、両線の直通運転や増発、将来の野田方面への複線化に対応するとしている。
連続立体交差事業は、2019年度から2031年度にかけて実施。事業費は約650億円を見込む。