JR西日本は29日、富山県の城端線と氷見線における、将来のLRT化など新しい交通体系の導入について、富山県や沿線4市に提案したと発表した。
城端線と氷見線は、高岡駅からそれぞれ南北に延びるローカル線。2015年3月13日までは同社が運営する北陸本線と接続していたが、翌14日の北陸新幹線開業と同時に北陸本線は経営移管され、現在は他のJR在来線とは独立した路線となっている。
富山県と沿線4市では、地域に利用される交通ネットワークの形成に向け、JR西日本と連携しつつ、両線の直通化に向けた検討を進めてきた。各自治体は今提案について、これまでの協議などをふまえつつ、検討に着手することとした。
JR西日本と富山県、沿線4市は、将来にわたり日常生活路線として鉄道を維持するため、施設整備や費用負担などの課題、まちづくりや利便性向上など、さまざまな観点から実現方法や可能性について検討するとしている。