名古屋鉄道は、ほぼ全線にわたるダイヤ改正を12月27日(土)に実施する。
今回のダイヤ改正では、空港アクセス特急「ミュースカイ」を除いたすべての特急を、特急料金不要の一般車を連結した「一部特別車」特急に変更する。また、「全車特別車」として残る「ミュースカイ」(2000系車両の愛称)は、その名を新たに種別として加える。これにより、「ミュースカイ」が全車特別車、「特急」「快速特急」が一部特別車の列車となる。
ほかに、特急の運行系統再編と停車駅の見直しや、種別・行先のパターン化と運行間隔の均等化、拠点駅での乗換を特急主体に変更するなどの見直しを実施する。
これにあわせて、一部特別車特急車両(1700-2300系)24両を新たに投入。一方で、全車特別車特急編成の7000系パノラマカーおよび1000系パノラマスーパーは、基本運用から外れることとなった(7000系パノラマカーは今後もイベントで臨時運行予定)。
今回のダイヤ改正は、名鉄グループが2006年度から進めている3ヶ年経営計画にもとづくもので、同社では今回をその「仕上げ」の改正と位置づけている。なお、名鉄で全線にわたる大幅な変更を伴うダイヤ改正は、空港線開業以来約4年ぶり。