箱根登山鉄道は30日、箱根登山ケーブルカーに導入する、新たな車両のデザインを発表した。車両の更新は25年ぶりとなる。
新型車両は、2編成を導入。1号車は、3000形「アレグラ」と同じ「バーミリオンはこね」色を、2号車は箱根山から見た青空をイメージした青色を、それぞれ基調色とする。側面には、ゴールドの筆記体切り文字などをアクセントとして配置。また、両端にはケーブルカーの複線部をイメージした「リボン状のモチーフ」などを配置する。リボンには、強羅と早雲山、鉄道とロープウェイ、人と人とを「つなぐ・結ぶ」、「リボン→リボーン(再生・復活)への祈り」などの意味を込める。
なお、新型車両の台車部分は、既存車両のものを使用しており、同社はこれを「リニューアル車両更新」としている。
新型車両の運転開始日は、3月20日。強羅~早雲山間の約1.2キロを走行する。