JR北海道と佐川急便は13日、北海道新幹線を使った「貨客混載輸送」に取り組むと発表した。
北海道新幹線を使った貨客混載輸送は、佐川急便の宅配便荷物を新幹線車内に載せて運ぶもの。同荷物を専用ボックスに収納したうえ、客室内に積載し、新函館北斗~新青森間で輸送することを両社では検討している。佐川急便では、函館~青森間の輸送を、函館営業所~函館港間、青森営業所~青森港間をトラックで、函館港~青森港間をフェリーで現行では行っているが、新幹線を使うことで輸送時間を短縮。トラックによる輸送は、函館営業所~新函館北斗駅間、青森営業所~新青森駅間とし、配達は、現行で翌日午後以降なのに対し、翌日午前中以降にする。JR北海道では、北海道新幹線の有効活用策として取り組む。
今回の貨客混載輸送は、実車による検証結果を踏まえ、関係機関等と調整したうえで事業化する予定。実車検証の報道公開は、3月上旬に新函館北斗駅で行うとしている。