名古屋鉄道は17日、河和線高横須賀~南加木屋間の新駅設置に関する基本協定を、東海市と締結したと発表した。
新駅は、東海市の要請により設置するもの。新駅付近では、2015年に知多総合病院が開院しているが、公共アクセス手段はバスに限られている。東海市は、病院へのアクセス向上や、周辺での交通円滑化に向け、新駅の設置を要請。2015年に名古屋鉄道と同意した後に協議を続け、今回の基本協定締結に至った。
新駅は、高横須賀駅と南加木屋駅からそれぞれ1.4キロ地点に設置。駅の南北に駅舎を設置し、南口にはロータリーなどの駅前広場を整備する。北口にも小規模な駅前広場を整備するほか、病院方面へのアクセス通路を設置する。また、東海市では新駅設置にあわせ、周辺道路の整備事業を展開。築堤を走る河和線を高架化し、都市計画道路を新たに整備する。
新駅の開業は、2023年度末を予定。名古屋鉄道は、駅名称については現在は未定としている。