JR東海とJR西日本は20日、東海道・山陽新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」を拡充すると発表した。
訪日外国人向けには、スマートフォンに表示するQRコードで乗車できるサービスを導入する。現在のシステムでは、「TOICA」などの交通系ICカードを登録するか、乗車前にきっぷを受け取る必要がある。QRコードのサービスを導入することで、これらの手間が無く新幹線に乗車できるようになる。
複数人での利用時向けには、EXサービスでの一括予約時にも、それぞれが持つICカードで乗車できるサービスを導入。これまで必要だった、駅できっぷを受け取る手間を無くす。
列車の遅延時には、遅延列車の予約も可能な機能を追加する。EXサービスでの予約時、予定発車時刻を過ぎた列車も、検索候補に表示するようシステムを変更。運行状況にあわせ、遅延列車の新規予約や、他列車からの予約変更ができるようになる。また、EXアプリでの予約時、予約列車が10分以上遅延する場合の通知機能を追加する。
各サービスの開始時期は、2021年春を予定。両社は、サービス開始日や具体的内容については、決まり次第発表するとしている。