JR東海は2日、700系の東海道新幹線最終営業列車である「『のぞみ』315号」を運休すると発表した。
のぞみ315号は、1999年にデビューした700系新幹線車両の、東海道新幹線におけるラストランとなる予定だった列車。全席が指定席で、指定券は発売から34秒で売り切れたという。
同社は新型コロナウィルスによる感染症の拡大を防ぐため、同列車の運休を決定。東京駅出発時と新大阪駅到着時に実施予定だった式典も中止すると発表した。
JR東海は、同列車へ乗車を予定していた乗客に対し、特急券の払い戻しを受け付けるとともに、車内で配布予定だった乗車記念品を引き渡すとしている。東京駅や新大阪駅など、のぞみ315号の停車駅各駅にて引渡しを予定しており、詳細な日時や場所については決まり次第知らせるとしている。
なお、のぞみ315号の運休決定により、東海道新幹線における700系の営業運転は、3月1日のツアー専用列車が最後となった。