JR九州は2日、新たな社員研修センターの工事に着手し、3月6日に安全祈願祭を実施すると発表した。
社員研修センターは、福岡県北九州市に所在する施設。建築物の老朽化が進んでおり、教育環境整備や充実化も兼ね、建て替え計画を進めている。
新たな施設は、研修棟が地上2階建て、生活棟が地上4階建て。研修棟には、教室や実習室のほか、過去の列車事故関連資料を展示する「安全創造館」を備える。加えて、実際の営業線や駅を模した訓練設備を、新たに整備する。
JR九州は新たな社員研修センターについて、2021年春ごろに研修棟の一部を、2022年春ごろに研修棟全館と生活棟を、それぞれ使用開始する予定。2023年には実習線の使用を開始するほか、既存施設の解体に取り掛かるとしている。