JR東日本仙台支社は2月27日、同支社管内にて「線路設備モニタリング装置」を導入すると発表した。
線路設備モニタリング装置は、線路のゆがみやレールの固定金具の状態を測定する装置。営業用車両の床下に搭載し、営業運転中に線路状態を遠隔監視する。首都圏では、京浜東北線のE233系や山手線のE235系において試験を実施した後、2018年7月より各線区で本格導入している。
装置の導入対象は、東北本線(利府支線を含む)、常磐線、仙山線、奥羽本線新庄以北、仙石線の5路線。計10編成に装置を搭載し、4月より順次運用を始める。
JR東日本ではこれまで、電気・軌道総合検測車「East i」や、社員の徒歩巡回により、線路の状態を確認してきた。本装置の導入により、East iよりも高頻度に線路状態を測定でき、社員の巡回頻度も減らすことができるようになる。