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豊肥本線が8月ごろに全線再開、熊本地震の被災区間

2020年4月10日(金)15時0分

国土交通省は10日、2016年の熊本地震によって運休が続く豊肥本線肥後大津~阿蘇間について、2020年8月ごろに運転再開する見通しが立ったと発表した。

豊肥本線は、2016年4月に発生した熊本地震で土砂崩れによる線路流出などの被害を受け、現在も肥後大津~阿蘇間27.3キロの運休が続いている。また、同区間を含む熊本~別府間の特急「九州横断特急」も、現在は阿蘇~別府間での運転となっている。

国土交通省は、斜面崩壊の被害を受けた阿蘇大橋地区の対策が2019年度末に概成したため、当該区間が8月ごろに再開できる見通しとなったと発表した。同時に被害を受けた国道57号についても、現道および北側復旧ルートが、それぞれ10月に開通する見込みとしている。

熊本地震では豊肥本線のほか、立野~高森間を結ぶ南阿蘇鉄道高森線も被害を受け、立野~中松間10.5キロの運休が続いている。

2020年4月10日(金)15時0分更新

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