JR北海道は15日、札沼線北海道医療大学~新十津川間の定期列車最終運転日を繰り上げ、4月24日とすると発表した。
札沼線の北海道医療大学~新十津川間(営業キロ47.6キロ)は、「将来にわたり収支の改善が見込めない」線区として2016年に同社が発表した路線のうちの1つ。5月6日に営業運転を終了し、翌7日に鉄道事業を廃止する予定となっていた。
最終運行日の繰り上げは、新型コロナウィルス感染拡大と緊急事態宣言の発令によるもの。同社は、緊急事態宣言対象地域からの来場自粛を呼びかける一環として、ゴールデンウィーク前に運行休止することを決定した。
最終運行に先立ち、通常は1両編成で運転している新十津川駅発着の列車について、14日から17日までは2両編成で、18日から24日までは4両編成で運転する。JR北海道は、沿線4町の住民を対象とした「ラストラン運行」を、別日に実施するとしている。