京阪電気鉄道は13日、鋼索線の旅客上限運賃の変更について、国土交通省近畿運輸局に認可申請したと発表した。
認可申請した上限運賃の変更は、同社の鋼索線(石清水八幡宮参道ケーブル)が対象。利用客の減少により慢性的な赤字状態が続いているほか、利用客増に向けた施策による費用が増大したことをふまえ、申請した。改定率は普通運賃、定期旅客運賃ともに50.0%で、大人普通運賃は現行の200円から300円となる。
運賃変更の実施日は、2020年6月1日(月)を予定。同社は、2020年度内に鋼索線へ交通系ICカードを導入するなど、今後も経営・サービス改善に向けた取り組みを進めるとしている。