西武鉄道は5日、同社の001系「Laview」が、鉄道友の会が制定する「ブルーリボン賞」を受賞したと発表した。
Laviewは、2019年3月にデビューした新型特急車両。建築家の妹島和世さんがデザインした車両で、球面形状の前面ガラスや大型の客室窓など、さまざまな特徴を持っている。
鉄道友の会はLaviewについて、「スタイリッシュで特徴的な外観デザイン、良質な雰囲気を備えつつ機能性の充実やバリアフリーの促進が図られた客室・設備のほか、最新水準の機器類の積極採用による省保守性や信頼性の向上、環境負荷の低減など、現代の鉄道車両としての完成度が極めて高く、魅力あふれる車両である」と評価し、ブルーリボン賞に選定した。
ブルーリボン賞は、鉄道友の会が、前年に日本国内で正式に営業運転を開始した新造または改造車両の中から、会員の投票結果に基づき、選考委員会が最優秀と認めた車両を選出する賞。西武鉄道としては、1970年に受賞した初代特急車両「5000系レッドアロー号」以来、50年ぶり2度目のブルーリボン賞の受賞となる。