JR東日本は10日(月)、建設中の東北新幹線の八戸~新青森間について、開業時期を2010年12月を目標にすると発表した。具体的な開業日は、今後決定する。
同区間が開通すると、東京~新青森は最速3時間20分程度で結ばれる。また、段階的に最高速度を上げ、2013年度末には同区間で3時間5分程度を目指す。区間における最高速度は、大宮~宇都宮間が時速240キロから275キロに、宇都宮~盛岡間が時速275キロから320キロに、それぞれ引き上げられる。
高速運転はすべて新型車両でおこなわれ、2013年度末には、現在の「はやて」「こまち」がすべて高速化される予定。日本国内では、最高時速300キロの山陽新幹線を抜いて日本一速い新幹線となる。
東北新幹線は、1982年に大宮~盛岡で開業。1985年には上野駅まで延伸、さらに1991には東京~上野が開業した。2002年には盛岡~八戸が開通している。新青森までの開業により東北新幹線の全線が開通する。